長靴はいて歩いていくっていうんだよ。

今朝長男が
「長靴ある?」
と聞いてきました。

融雪装置のあるマンションに引っ越したので長靴いらないかなあ~と思いながらも持ってきてありました。

長男は車の運転に興味がありません。
免許は高校卒業の時にとって更新もしてます。
数回運転しました。器用な彼は安全運転でスマートに運転します。
だけど、嫌なんだそうです。

雪がない時は自転車で会社に行ってます。片道15分くらいだそうで、まあ、運動がてらいい感じかな?とも思ってみてます。
今年4月に実家の父が運転をリタイアしたので、乗っていた車を長男にと譲り受けたのですが(本人がほしいといったので)一度も乗ってません。見るに見かねた次男がたまに走らせています。
たぶん、この車は三男が乗ることになるのでしょう。

父から車を譲り受けたときは、「バッテリーあがるから」とか、「雪降ったら困るから練習しておきなさい」だとか言って、どうにかして長男に運転させようとしたのですが、うまくかわされてきました。

そして、とうとう雪が降り出しました。

彼は、片道40分ほどの道のりを歩いて通ってます。
全然苦じゃないそうです。

そして、今朝
長靴をはいていくと言い出しました。
行くまでに靴がびちゃびちゃになるし、会社の雪かきをしなくてはいけないし、と長靴をはいていくことにしたそうです。


たぶん、長男は会社で可愛がられているんだと思います。
なんだかんだと、言ってくれる人がいるのだと思います。

去年就活がうまくいかず、家族と顔を合わさないように、めんどくさそうにいた長男です。
最近弟たちが「兄ちゃん最近どしたん?」というくらい、明るく、家でも話をするようになりました。
たぶん、去年の長男はありとあらゆるものから否定されているような気分だったんだと思います。
今年、会社に入ってそこで可愛がられ、少しずつ自己肯定できるようになったんだと思います。


乗りたくないという自動車に無理やり乗せなくても、
楽しそうに歩いていくなら、それでいいや。と思いました。
長靴なんてはいて雪かき以外で道を歩くなんて信じられなかったのですが、長靴をはき、「いってくるわ♪」と軽快にでていく後ろ姿を見て、ま、こんでいいんじゃね?
としみじみ思いました。


きっかけ
というのはどこに転がっているかわかりません。
何がそうなるのかもわかりません。

だけど、起こるかおこらないかわからないものを想像して不安がっている未来よりも高い確率でプチ幸せはやってくるな。と思いました。

子供っていうのは、可愛いだけじゃありません。
子育てしていていて何が一番つらかったかというと、子供たちに何かが起こった時に変わってやれないつらさです。熱を出しても、骨を折って手術になっても、友達とけんかして沈んでいても、彼ら自身に起こったことを私が身代りになってやることができない苦しさです。何もできない親なのに。こんなにいとおしいのに、彼ら自身の心や体が治癒していく力を見守るしかないことです。

自分が代わってやれたほうがどんなに楽だったか。

熱を出して次の免疫力を作る。
骨を折って骨が丈夫になる。
友達とけんかして心が成長する。

そんなことをただひたすら信じて見守るしかない。
もし、励ましてほしいと言ったらいつでも励ます準備だけをして。母さんはここにいるからと。

それでも長男はやっぱり私の視線が彼に注がれてしまいます。
私が気にかけてしまう。
たぶん、そういうのを感じ取って心配かけまいと意地を張ったりもするんじゃないか?とも思います。

わが子といえど、その子その子のものさしがあって、私の物差しで測ってはいけないのだよね。他人だったらなおのこと。

人は人。自分は自分。

鴨のパイ包み。
昨日今年最後のワイン会に出席してきました。前菜から濃厚な鴨。
今回も美しく、おいしいお料理とワインを堪能できました。

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