あお~~げば~~~とお~~~としぃ~

今日はチビの卒業式です。

チビはそんなに手のかからない子でした。
小さい頃は、髄膜炎のかもしれないと緊急入院になったり、大人の身長以上の鉄棒から飛びおり骨折し緊急手術になったり、まあそれなりに男の子らしい手のかかりようはあったかもしれないけど、

思春期を迎え反抗期と言っても兄たちの時とそんなに変わった感じもなく、
それなりに好き嫌いがあって、
そんなに育てにくかった覚えはありません。

兄たちの友達が入れ替わり立ち代わり家に遊びに来ていて、そこにちょこんと混ざって遊んでいたので、近所に同学年の子がいなくても、遊び相手になってくれる人がたくさんいる環境でした。
周り中の目をかけてもらって大きくなった子でした。

それが、高校進学の時期、チビは友達と離れたくないという理由で地元の高校に行きたがっていました。でも、チビの成績だと、非常にもったいないと私は思いました。
そして、説得し兄たちが通った高校を受験させました。
チビはひとっつも受験勉強らしい勉強もせず、合格しました。

そして、ちょうど入れ替わりに卒業し電車で会社に通うことになった次男と一緒に登校し始めました。入学式から3日もたったころでしょうか、チビは朝真っ青な顔をして起きてきたかと思うとトイレでゲーゲー吐き出しました。
朝食はのどを通らず、お弁当も残してきました。
次の日も次の日も、
「俺、学校行ってもう何日も一言もしゃべってない」
ある日学校から帰ってきてぼそりといいました。

一緒に電車に乗っていた次男が
「アイツ、電車に乗ったとたん、気配消してまるでそこにいないようになってしもとる。大丈夫やろか?」と報告してくれました。

チビは同じ中学から行った子がひとりもいないクラスで何をどうしたらよいのかわからないまま日がすぎ、どんどん衰弱していきました。
楽だろうと入った部活も担当の先生が変わり、予想が外れ、「やる気のないやつは馬鹿だ」とみんなの前でいわれるなどチビの学校環境はどんどんチビにとって最悪なものになっていきました。

やめたい。というかもしれない。

ゴールデンウィークが終わったころ、私は覚悟しました。
でも、もうちょっと、もうちょっと気づかないふりをして、せめて食べやすい食事を作って見守ってやろうと思いました。

あの時はつらかった。

チビがチビの力で何とかするしかないのです。
先生に相談・・・と思いましたが、これまた若いあんちゃん先生でとてもチビの気持ちが汲めるようには思えませんでした。

信じろ。信じろ。
でも、もし、もうだめだって言ったら、受け入れてあげよう。

兄たちも、気晴らしにゲームを買いにつれて行ってくれたり、なんとなく話を聞いてくれてたり、それでも、だれひとりわかったような説教はせず、チビのいないところで「もう、やめる言うんじゃないか?」と心配していました。


そして10月。
「今日友達と弁当食べとって~」と急に夕飯時に学校の話をし始めました。
兄たちと瞬時に目があいました。
「イマ、トモダチッテイッタヨネ?」
「ウンタシカソウイッタ」
「イッタイッタ」
3人とも飛び上がるくらいびっくりしたのですが、平静を装いチビの話を聞いていました。

部活も2年生になるころに勇気を振り絞り退部し、違う部に入り直し、チビはどんどん元気になっていきました。

そして、金沢に引っ越しを期に友達が遊びに来るようになり、友達と買い物に出かけたり、食事に行ったりと高校生らしい生活を送り出しました。


先日、春からの新しい生活にまた緊張してるんじゃないかと思い
「どや?会社行くの緊張しとらんか?心配なことないか?」
と聞いてみました。

「う~~ん、大丈夫かな。なんとかなるやろ。」


「そやな、ちょっと大人になったもんな」
「うん。たぶん」





チビにとっての高校生活は、これといったこともなかったかもしれません。
でも、確かにチビはチビの力で乗り切った3年間だったんです。
その達成感はチビ自身も感じていると思います。


今日の卒業式は母は母で春からの準備があっていきませんでしたが、
急に大人びてきた息子たちに、ひとつ肩の荷が降り、しみじみとこれまでを思い返す日となりました。

今年の春は、いろいろと節目がやってくる春です。
気持ちを引き締め、新しいことに挑戦です。

週末思い切って買った本棚が届き、なんとなく新しい部屋でも仕事ができるようにしました。
町家から荷物がやってくるとまた変更ありですが、とりあえず、スカイプをしている間中息をころしてご飯を食べていた息子たちはのんびりテレビを見ながら食事ができます(笑)

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