せつないストリートビュー。

2015年4月13日(月)雨

午前中は病院で定期診察。
徐々に回復しつつも、ほとんど変化なし。

午後から、鍼灸院にいって体中のコリをやわらげてもらう。
息が少し楽になる。


夕飯にてんぷらを久しぶりにあげてみた。
こごみ、しいたけ、かぼちゃ、さつまいも、イワシ。
台所で酸欠になるんじゃないか?というくらいたくさん揚げた。

「なんかたくさんやじ」
とチビはうれしそうにつまみ食いしていた。


チビは社会人になってからやたらとおなかが減ると言っている。
昼もずいぶん前からお腹が減り食事が楽しみなんだそうだ。
食堂に食べ放題の千切りキャベツがあるだの。
味噌汁は60円だの。
今日はラーメンにしてみただの。
毎日、報告してくる。

そしてその日お勉強したことを熱く語ってくる。

新人研修が2か月以上続くらしい。
それだけ、特殊で精密な仕事になるのだろう。


夕飯が終わってクイズ番組を見ていたら、クイズの答えが「ストリートビュー」という問題があった。

その問題を見て、たぶんチビはそうするだろうな。。と思ったら、案の定
「おおおお!」
とスマホを見て歓声をあげた。

鶴来の家を検索していた。

「ほら。」
と見せてくれた。

「これ、いつ撮ったんだろうねぇ。あ、次男の車がある。ってことは引っ越す前だよねえ」
そんなことを言っていると長男が
「パソコンで見たら撮影した日わかるよ」
と言った。


チビはそのあと、元家の前からあっちの道、こっちの道と散策していた。



先日次男のところに元旦那から連絡があったらしい。
鶴来の家を売ることにしたと。


2年前の同じころ、鶴来の家の売却話が出たとき、長男ひとりが嫌だとごねた。
が、その1時間後には「しょうがないんげんね」と言って了解してくれた。
その時は、元旦那にお願いした銀行との話が進まず、結局それから数か月後に金沢のマンションが見つかり引っ越ししていた。


育った家への思い入れはそれぞれあるのだろう。
長男もたぶんストリートビューで見たことがあるのだろう。
チビがしみじみ眺める横顔をみていたら

申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
ごめん。鶴来の家をあなたたちが帰ってくる家にしておけなくて。

私自身、実家が点々としているものだから、その、なんというか根無し草のようなさみしさは重々味わっている。故郷は父や母ではない、「場所」だと知っているから、

いつものとこだが、鶴来の家を片づけるのに次男が駆り出され、彼は文句も言わず2週続けて通っていた。

「いろいろ、ごめんね」

淡々と鶴来の家が片付いた様子を話してくれる次男にいった。
「おう、しょうがないやろ。長男行ってもメンタルやられるだろうし、三男じゃ役に立たんし、、でも、今回は俺もちょっとキツイ」



人一倍、「思い出」を手放せない次男である。
おもちゃを捨てようといった時にめそめそ泣きだした子である。
つらくないわけがない。


長男、次男、チビ。
それぞれの心残りをひしとまた感じた。


ごめん。ほんとにごめんね。




親のエゴだ。
何かのためと言いながら、、、、すべて私のエゴだ。


ごめん。ほんとにごめんね。



でも、しょうがなかった。。。



どうにもこうにも切なくなって、お風呂に入ることにした。
皆それぞれの、「もしかして・・・」が確実になくなる。
断り、捨て、、そして、やっと「離す」ことになるようだ。

ごめん、ごめん、ごめん。
そして、ありがとう。
君らは本当に優しい子に育ったよ。。。ありがとう。

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