親が死ねばいいと思うくらいのエネルギーに自分でどうしてよいかわからなかった。

自分の中学生のころを思い出していました。

子ども扱いされるのが嫌で、親に無理難題を言ったり、それが通らないからと急に子供に返って暴れたり、何日も口をきかなかったり。


そして、そういう時期に、たたみかけるように過干渉してくる親にほんとうんざりしてました。
「あんなやつら、死ねばいい」
なんてことを思ったり。

なぜ、死ねばいいと思ったか。
自分のこのどうしようもない心の動きを理解しようとしてくれないと感じたから。
話をじっくり聞いてほしいのに、お説教ばかりで話したいことが話せなかったから。
一番わかってくれていると思っていた人がなんだかとんちんかんで、しかもそういう人たちと毎日暮らしていかなくてはいけないのがうっとおしく感じたから。


その後高校に入り、エスカレートしもっと苦しむがいいと言わんばかりに、制服を変形させ、髪にパーマをかけ、脱色をし、たばこを吸ってみたり、男の子と遊んだり、今から思えばかわいらしい抵抗ですが、あの時抑えようがないエネルギーをどうしたよいのかわかりませんでした。

エネルギーがあふれ出てくることさえ悪いことと思ってしまうような日々。

どうにかしてよ。ねえ、どうにかして。
私はこんなことになって、進学も就職も、そして、結婚もまともにできなくなってしまうよ。

学校でもこいつはどうしてしまったんだ?と問題になりだしても、母親はオロオロとため息をつくばかり。父親はたまに気まぐれにしかる程度。

ねえ、もっと向かってきて!私を止めろよ!ねえ!ねえ!!

そして、どうなったか。
そうやっていることに突然飽き。普通の姿に戻りました。
でも、その時親を泣かせてしまったという罪悪感は、「どうせ自分なんて」という劣等感に変わり、どうせ自分なんてこの程度が妥当。どうせ自分なんてほんとうに好きになってくれる人なんていない。どうせ自分なんて。どうせ自分なんて。

「どうせ自分なんて」
その呪縛から抜け出せたのは、ほんのつい最近。
30年近く私は自信がなく、何らかの形で認めてほしく、信じることができませんでした。




その発端はどこだったんだろう。
そんなことを考えられるようになって、そうあの思春期のころ。あの頃にもう少し母親が私に向き合ってくれたら。。。

一緒に食事をするとか、買い物に行くとか、笑顔で見つめあう親子。
そんなんじゃない。
「どうした?」
と私の話をほんの少しでいいからただ聞いてくれていたら。
アドバイスなんかいらない。
たぶん、話をしていく中でちゃんと自分で整理がついていったと思う。そんなにバカな子じゃなかったから。
荒れている日に、ほんの少し放っておいてくれたら。

目をそらさず、見守り、そして、ただ黙って聞いてほしかった。



息子らにもそれなりの思春期の時期があって、イライラしてるな、口もきいてくれなくなっちゃってという時期がありました。
作ったご飯はきれいに食べ。私がぶっ倒れればポカリスエットやゼリーをそっと枕元においてくれ、そんな態度をしていてもちゃんと家族の様子を見ていることがわかりました。

長男があるときすごい剣幕で帰ってきて部屋に閉じこもり布団をかぶって何やら泣いているような気配に心配で部屋までいき「何かあったの?どうしたの?言ってくれないとわからない」などと畳み掛けるように言った覚えがあります。
長男は数秒後布団をかぶったまま絞り出すような声で「たのむから、放っておいて。」と言いました。
ハッとしましたね。自分は自分が心配に支配されるのが嫌で長男を問いただしたんだって。
その時に、自分が思春期の頃のイライラした感情とシンクロして、あの時自分はどうしておいてほしかったのかわかったのです。
長男はその3日後くらいに、夕飯を作っている私のところにやってきて「実はこんなことがあって・・・」と落ち着いて様子で話をしてくれました。長男なりに整理をつけ解決し報告してくれました。子どもたちはその年齢の経験を積み大人になっていくんだと思いました。

私とは違う人格を持ち、自分たちで生きていける力をつけていくんだと思いました。

思春期の子どもたちは、確実にちょっと前の手をつないで歩いてくれた子どもたちと違っていきます。当人は一番我儘が言える場所「家庭」の中でイライラとした自分をさらけ出し、家の外では部活や友人関係など自分たちで考え自分の足で進む練習をしながら過ごします。

毎日むすっとして口もきいてくれないのに、ある時は急に甘えてきたり「買い物に行こう♪」と言ったり。すると親はうれしくなるのでしょうが、翌日になればまたむすっと口をきいてくれなくなります。

そんなことにいちいち一喜一憂しないこと。いちいち反応しないこと。

思春期の時の思春期特有のこどもの行動に理由づけなんてなくていい。
そういう時もあるけれど、そうじゃないときもある。そういうことを経験する時期なんだと思って、息子たちの思春期を過ごしてきたように思います。


この時期が終わると、今度は冷静な目で親を判断する時期に入ってきますから、、、それはそれで、怖いですよ。グサッとくるようなことを子どもたちから言われちゃいますから(笑)そして、それが過ぎると、親より大人になっていきます。

全員社会人になってしまい、全員同じ屋根の下で暮らしていますが、迷った時困った時に一番的確なアドバイスをくれるのが息子たちです。
大丈夫だろおかんなら。と励ましてくれるのも息子たちです。
それぞれ、会社でのいろいろな出来事、友人たちとの付き合いなど大変そうですが。


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