チャンスはどこに転がっていた?③

チャンスはどこに転がっていた?①
チャンスはどこに転がっていた?②

さて、すったもんだありながら2010年4月8日(木)先勝10:00
めでたくオープンさせたパソコン教室。
待てど暮らせどお客様はやってきません。




ホームページは作った。
2時間5回分チケット1万円と価格も決めた。
パソコンは6台もある。


なのにお客様が来ない。




お店を開けばお客様は湧いて出てくる。
と思っていた私。
お気楽にもほどがあります。
チラシを作ったものもあったので、どこかに飛び込みで営業にいけばいいのかもしれないけれども、さて、どこを目指して行けばいいのか、
近所の飲食店へ?
だって、飲食店の人たちがワードやエクセルって使う?ラーメン売りながら人んちの教室の集客してくれるん?
囲碁教室にでもチラシをおいてもらってそこにくる高齢者の方に来てもらう?
だって、囲碁教室の場所しらないんだもん。それにおじさんばっかりいるようなイメージだし、なんだか怖くて気が進まない。
誰も来ず、何も動かない日が何日も続きました。


4月の20日すぎ、そんな私に追い打ちをかけるようなことが風のうわさで耳に入ってきます。
「伊藤ちゃんは、男にお金を出してもらって教室を開いたらしい」

なんでそんな噂がでるのか。
たかだか20万円やそこら出してもらわなくちゃやれないような起業なら最初からやらないし、何?なんでそんなことを言われなくちゃいけない?

誰が流してる?

噂を流した犯人はすぐに分かったのですが、それがまた・・・・獅子身中に・・・


一番の友人に祝福されなかったこと、身近にありもしない噂を流す人がいたこと、友達も誰も来てくれないこと、この人は仕事をくれるだろうと思っていた人と縁が切れたこと。
たった数週間のうちに自分が今までいた世界中の人に裏切られているような気分。
この年のゴールデンウィークは何をどうしてよいかわからず、泣き暮らしていました。
誰も応援してくれていない。



ゴールデンウィークがもうそろそろ開けようかというころ、とある友人に言われました。
「あなたは、ラットがくるくる回っているカゴの中がすべてだと思って、その中にいる人たちに見捨てられたと言っては泣いているけれど、世の中はもっと広いよ。勇気をだしてそのカゴから出なさい。未練や執着もあるだろうけれど、そこはもうあなたがいなくてもいい世界。勇気を出しなさい!」


彼女は何時間もかけて私を諭してくれました。

わかっている。わかっているけれども、、、
でも、受け入れるのが怖くて、それからもおいおいと泣いていました。


今でも覚えています。
ゴールデンウィークが開けた、5月9日。
泣くだけ泣いたら、急にそのカゴが窮屈で居心地の悪いところに感じている自分に気が付きました。
もういいや、でよう。
そう決めると、何もかもが0スタートであるということを再認識しました。

さあ、何から始めよう。


一番自分の中でネックになっていること。
「お金がない」ということ。
お金がないから広告を打つこともできないし、人と出会いに行くこともできない。だから、お金を借りて広告をもっと打てるようにしよう。
23歳から20数年主婦をやってきた私は銀行に借金をする方法をしりません。どこに行ったら借金をする方法を教えてくれるのか?と知り合いにききましたら、商工会とかがいいんじゃない?と言われました。
私は素直に商工会に行こう!と思いました。


そして、どういう風に行けばいいのかわからないので、とりあえず電話を。
その電話をとったのが、なんと、以前夫とのことで思い悩んでいた時に伺ったオーラソーマの先生。

「じゃ、一番いい指導員をつけてあげるね♪」

と彼女の計らいで親切なT指導員をつけてくれました。


「あの、借金がしたいんです。お金を借りる方法を教えてください」

私はもう300万円ほどあれば何でもできる!300万円なら銀行が主婦にも貸してくれるお金だということはしっていたので、商工会の特別な何かで安い金利で300万円が借りれれば。という気持ちでいました。


T指導員は私の生い立ちから、教室をオープンするにあたった経緯を質問してきました。
途中初対面の人間に根掘り葉掘り聞かれることにムッとした顔をしていたんだと思います。
「あ、すみませんね。びっくりしますよね。これは、あなたがこの商売に本当に向いているのかみているんですよ。銀行さんもその辺をみますから」
そう優しく教えてくださいました。

へー。そういうものなんだ。お金を借りるってことは。


「で、何にお金が必要だと思っているんですか?」

「チラシ制作費、印刷代、看板代、のぼり・・・などです」

電卓をカタカタとたたくT指導員。

「だったら、50万円ほど借りることが可能だと思います。10年かけて返していくと、これだけの金額を毎月支払うことになりますかね」

「・・・・・・・」

「?」

「あのお。。。50万あれば私が今必要な物が全部そろうってことなんですね?」
「そうです」
「それくらいのお金、あります。それくらい使っても大丈夫なお金持ってます」
「だったら借りなくていいですよね」
「はい。50万借りて借金を作るの嫌です。借りるならもっと大きいお金を借りたいです。どうせなら(笑)」
「(笑)」


T指導員さん曰く。
私にはパソコンで形にする力がある。これがまずラッキーなこと。
自分でチラシをいろいろ作ってみて、印刷して、手渡しでまず知り合いに渡して反応を見てみること。そして、ダメならまた違うものを作って・・・とできるということ。
そして、前職場からお客様を持ってこなかったというラッキー。
初めから10万円でも売り上げがあったら、その売り上げを守ることに一生懸命になって、商売はいろんな波があるから、落ちたときに何をすればよいのかわからなくてダメになるケースが多いということ。ところが、0スタートの場合は最初にいろんな工夫をするので、その工夫をした経験がその時に何をすればいいのかの指針になるという強みに変わるということ。
息子たちの子育てをしっかり行い、ある程度の社会経験もあり、まして、事務職などパソコンスキルが必要な現場を経験していることはお客様の気持ちに寄り添うのにもってこいだということ。

T指導員さん曰く。
私は非常にラッキースタートだということ。




この世で一番不幸な起業だと思っていた1か月。
いや、社会に取り残され置いてきぼりを食らいながら子育てをしていたと思っていた20数年。
それが、すべて私の武器になる。

私はパソコンができる。
教えるよりも先に、パソコンでなんでもできる。

なんて、ラッキー!!!!!!



その日から、相変わらずお客がひとりも来ない教室で、もくもくとワードでチラシを作っていました。
車で10分ほどの事務キチに通って、どんな紙で印刷したらきれいで、捨てられないかを考えて紙を選びました。

作ったチラシは、A4写真用光沢紙。
折り曲げることもできない、そんな紙。

50万と予算が決まれば、あんなにもったいなく感じたインク代もへっちゃらです。
「きれい」印刷を選択し、ばんばん印刷しました。
手元には自分で作った、きれいなチラシ。(厚紙の)

嬉しくって、教室に車の点検で車を取に来たトヨタの担当のN氏にも、簡単に言えました。
「チラシよかったらおいてもらえませんか?ネッツトヨタに」
N氏は
「いいですよ♪」と気軽に受け取ってくれました。

うわ!ネッツトヨタにおいてもらえた♪


元気が出た私は、ネット検索をします。
安くできるのぼりは?


看板はいきなり怖かったのでとりあえず、のぼりを立てることにしました。1枚2000円ほどののぼりを5枚ネットで注文。棒と台はとりあえず2セットホームセンターで購入。2000円ほど。

50万の予算にはまだまだ大丈夫!

そして、のぼりがやってきて、道路の見えるところに2本たてました。
ひらひらなびく「パソコン教室」ののぼり。

なんだか、うれしかったな。

そして、こののぼりがまた、次のラッキーを連れてきました。


続く



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