働いて感動する子っていいな。

10年ほど前だったか、派遣会社の営業事務だった私は、とあるイベントの派遣要員を世話したことがある。

全4日ほどの日程。
搬入撤去要員と、イベントスタッフと、総勢何人をお世話しただろう。
若い男の子や女の子に交じって、それなりの年齢の主婦なんかも応募してきた。

契約書、提出書類、説明会。

いたって普通のバイトのオーディションだった。


このイベント服装や髪形が非常にうるさかった。
それを守らなかったら、その場でクビだと聞いていた。
東京のイベント会社と舞台設置の会社がやってきて、広い会場があっという間にかっこいい企業イメージ色満載の会場になっていった。

開始の2時間くらい前だったかにイベントスタッフがが集められた。
遅刻は絶対許されないと聞いていたので、危なそうな学生は迎えにまで行ったような気がする。

会場に入る前に点呼をし、遅刻がいなかったから、ほっとしてイベント会社に引き渡しにいった。

マネージャーが並んでいるスタッフをひとまわり眺める。
数名ジーパンをはいてきた子に注意がされる。明日はチノパンを履いてくるようにと注意だけで終わった。
ほっとした直後、

「君、帰っていいよ」

という声がした。驚いて振り向くと学生アルバイトの子が注意されている。
どうも、ガムを噛んでいたらしい。
説明会の時などもダラダラとした感じの子だったが、、あちゃ~~!!だった。
「はいはい、わかったよ」というような返事をする子で、よりによってあの子かよ!!と内心もうこの子は帰らせるしかないな。。。と思って駆け寄ったところ。

「申し訳ございません!!がんばりますのでよろしくお願いします!」

と噛んでいたガムを手のひらに捨て、大きな声でマネージャーにいったのだ。
背筋は硬直したようにピンとして、目には涙を浮かべていたが、まっすぐマネージャーを見て、そして誤っていた。

「今後気を付けてください」
マネージャーは事務的にいい、その子のそばを離れていった。

スタッフ一同がこの件で顔色が変わった。
緊張感がでた。
マネージャーの話を聴く態度が一変した。

そこから、各役割に別れ、スタッフ研修が2時間行われた。



田舎の男の子、女の子、おばちゃんが、たった2時間で、まるでディズニーランドのキャストのように、表情豊かにお客様の前に立っていた。
衝撃だった。



リーダーでチームは変わる。
チームの羅針盤がリーダーそのもので、
チームが一丸となったときのさわやかさ、心地よさは、一生忘れるまいと思った。


終わった後、スタッフたちは泣く子まででた。
感動して泣いているようだった。

イベント会社のマネージャーから
「金沢は最高のイベントになりました」
と感謝の言葉をいただいた。


私は途中、おにぎりや飴やジュースやと差し入れを持って行き、会場を見て回っていた。
お昼のお弁当もこちらが手配しなくてはいけなかったし。
クタクタになったけれども、あの感動は今でも忘れない。


人を生かせないのは、リーダーの責任だ。
と思った。





さて、イベントを企画するというのは、大変です。
関わる人数が多ければ多いほど、ぬかりがないか緊張します。
でも、一度企画してみたらいいと思いますよ。
大変さは身をもって経験しないとわからないと思いますから。





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