美しい日本語の表現「ありのみ」

「ありのみのごまあえ」
と耳から入ってきた言葉を、頭の中では混乱とともに漢字変換が始まっていた。
「ありのみ?」
「ありの実?」
「アリの実?」


「蟻の実?」
え?え?え?
え~~~~!!

小さな小鉢に入った先付の
白い何かと、黒い粒粒。
「蟻」ってこの黒い粒粒?

なんて、浮かんでしまいそんなはずはあるはずがない!とここは素直にお店の方に質問しました。

「ありのみとはどういうことですか?」


「これは、梨の胡麻和えなのです。
「梨」が「無し」となって、縁起がわるいからと、「有りの実」と言葉を変えるのです。」

ああ、なるほど。
梨の音が忌み言葉になるのですね。

このような風流が好きです。
日本人に生まれて誇らしいことのひとつです。
そして、教えてもらえる機会に恵まれることがうれしいです。


昨日は、再びの壽屋さんでした。
築150年の町家は、その長い年月の間に、改修工事や増築が行われ、部屋ごとに特徴が違っているのが寿屋さんの面白さでもあるようです。

江戸時代に建てられたころからあるお部屋。
この時代の建物である象徴は何と言っても天井の高さ。
座ってながめてほどよい天井高。
刀を持った武士がいた時代、刀がつかえて振り下ろせない高さの天井。
城下町ならではの作りです。

明治時代に増築された群青の壁に金箔をあしらった床の間のあるお部屋になると、一気に天井画高くなり別の面持ちでした。
この時代は、寿屋さんの前の持ち主が呉服問屋だったらしく、たいそう儲かっていらしたのだろうと推察できました。
4畳半の茶室は、しみじみと和むお部屋で、カップルでいらしたお客様にはこのお部屋でお食事をすることもできるそうです。
なんだか、色っぽいです。

写真を撮り忘れましたが、昭和の時代に増改築されたお部屋は大広間になり、結婚式やご法事など冠婚葬祭にも使われるお部屋と言うことで、シンプルで広々としていました。

そうそう、金沢では「トイレの神様」をトイレを作る時にトイレのできる場所に埋める風習があります。
ところが、2階のトイレでは、埋めることができないということで、トイレの神様の軸が女性用トイレに飾られていました。
男女一対のお人形がトイレの神様。
便所の神様。「商売繁盛」「家内安全」を願ったそうです。
金澤という町は、江戸から平成を感じることができる面白い町です。しかも、地元の人間でも知らないようなこともいっぱいあり、どれだけ巡っても終わりはないような気がします。

北陸新幹線ができ、ワイタワイタとなり、そして、今金沢の町はどうなっていきたいのか模索をしています。
が、できるのえあれば、伝統を孫子の代までしっかりと受け継ぐことができる街でありたい。金沢に住んでいることが「誇り」であるという人は何も高齢者だけえはないはず。

釘隠しの飾り。商売繁盛の時代に作られた遊びなのでしょうが、部屋にいくつもあるこの飾りはひとつひとつ模様が違っていました。
この近づかないとわからない贅沢さが好きです。

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8月25日の北陸TUNAGARUマルシェの抽選会のプレゼントだったお食事ご招待。
アクティブな女性たちが求める金澤ランチ。という情報交換の場でした。

金澤でランチをいただくと、お食事代1000円を超すあたりから、女性客ばかりが目立つようになります。しかも中高年層が圧倒的。
ほとんどが女性同士ですが、中には熟年のご夫婦が二人仲良く。
というのもよく見られる光景です。

お若い方になかなか出会うことがないのですが、お若いOLさんたちはいったいお昼は何を召し上がっているのでしょうか?


昨日伺った壽屋さんは冠婚葬祭に昔からよく使われる料亭。
精進料理や、金沢の食材を使った会席料理が主でそれこそ気軽に敷居を跨げるようなお店ではありません。
ただ、ランチでは、比較的リーズナブルにコース料理をいただくことができます。
ひとつひとつのお部屋も離れて他のお客様の会話が聞こえてくるような作りではないので、ランチセミナーや、ランチミーティングにもよいかと思いました。


アクティブな女性の生の声を聞きたいオーナー様。
北陸TUNAGARUマルシェで女性を募りお連れすることが可能です。
ほとんどが起業をしている女性たちなので、まことに正直な意見が聞けると思いますよ。(笑)
ぜひ、興味のある方は伊藤までご連絡ください。お問合せフォーム

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