子育ては一生懸命やるに限る。がむしゃらに一生懸命やってる背中は見られてい る。
「おれ、日曜日のご飯楽しみやったなぁ」
昨日チビと中島町まで牡蠣を食べに行きました。
お腹がいっぱいになった帰り道。
チビがボソッと言いました。
「へーっ」
「だって、手作りのピザとか、なんかめっちゃすごいもんが当たり前に出てきて、今日はなんやろ?って日曜日のご飯楽しみやったもん」
「へーっ」
「なにいうても、飯やて」
「そか」
感情表現が大げさな子ではないのでそんなに喜んでいただなんて思いもしなかった。
まあ、歌を歌いながら食べ出していたことはあったけど。
旦那と突然別居し出して、「おとんいつ帰ってくるん?」と一ヶ月に一回は聞いていたチビ。わけのわからないままさみしい思いをさせているかもしれない。ごめんねごめんね。と申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
毎日温かいご飯を準備することがせめてものつぐないのように作っていた。
でも、美味しい美味しいと食べてくれる息子らの顔は明日も前を向いて歩いて行こうという活力だった。
でも、何もかもが自分我儘のせいだと、もう、どうして良いかわからなくなる時もあった。
そんな時に限って、息子たちに何かがおこった。息子たちに元気になってもらうことが何よりの支えだったので好物を食卓に並べ食べる様子を見て、きっと大丈夫だと言い聞かせていた。
聞き出したい気持ちを抑え、ただ、好物を作り、温かい食事を。
お母さんはここにいる。
と黙ってはげましていた。
そういういろんな思いが、ちゃんと沁みていたんだ。
日曜日の、ご飯が楽しみだった。
平日はパートやら社員やらと仕事をずっとやっていた。せかせかとした日々だった。
だから日曜日のご飯は大切な時間とだと思っていた。
最近、食事に「各自!」命令が発動されることがよくある。
結構楽しみならしく、日ごろ作っているだろう私に気を使って家で食べていることもあるようなので心置きなくラーメンを食べに行けるのも良いらしい。
チビは自分の好きなものを作るのもそんな時の楽しみらしい。
「冷蔵庫の野菜ほとんど使って野菜炒め山盛り作ったった!」
2日野菜を食べないと野菜が食べたくて仕方なくなるそうだ。これは、息子たち全員が言っている。
3日ひとくくりで栄養バランスの帳尻合わせをしながら食べさせていたのが刻まれているようだ。
焼肉になったらその日は肉を楽しむ。次の日は鍋やね。と夏でも野菜を食べたくなると鍋を作る。
体にいいとかそんなことは言わずに
美味しい?
うん。
そか♡
そんな会話をしてきた。
「日曜日のご飯が楽しみだった」
思いがけずのチビの言葉が、とりあえずここまでの人生に合格点をもらったようで、嬉しくて泣けてきた。
いいじゃないか。
こんな未熟な私にも必要としてくれて、大切にしてくれる人がいるのだから。
それで充分じゃないか。
「今度、どこいく?」
「そやなぁ」
「じゃ、ユニバ♡」
「それは、ないわぁ〜(笑)おかんとユニバはないわぁ」
また、日帰りで行ける美味しいもの探しておこうっと♪
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