花見でも行ってくまっし。

昨日お通夜に出かける3人がネクタイが結べないやら、黒のベルトがないだの、靴下はどこだ!だのやっているのを眺めていましたら、
「花見でも行ってくまっし。」
と次男。

「えーっ。ひとりでか?」

と言うと

「この人と行って来ればいいがいね」

と。この人とは次男の彼女。今日からまた海外出張でしばらくいないので、通夜の前に芸術村の桜の花見デートをしてそのままうちに来ていた彼女。

「いいですよ」

とにこやかに言う彼女。

人も多いとFacebookで漏れ聞こえてもいるしちょっと億劫。
「あんたら、行ってから相談するわ」
と答えて送り出した。
「なかなか3人揃っての喪服姿ってないですよねぇ。写真に撮っておきたい気もしますね」
と私と同じことを思っていた彼女。

「で、花見行くん?」
と聞くと
「いいですよ」
という。

本当に私と行って楽しいのか、気を張りはしないか?と思ったけれども、
「じゃ、化粧して、着替えるわ」

と出かけることにした。

しかも彼女が運転してくれるという。



着いた時は夕方だったけれど、ブラブラと歩いているとぼんぼりがともり、ライトアップが始まった。
兼六園から城址公園を周った戻り陸橋からライトアップされた兼六園を見たらとても幻想
的だった。

「ありがとね」
「はい」
「お腹減ったね」

途中お団子をつまんだものの、歩いてお腹が減った。
帰り道エムザに寄って彼女が食べたい惣菜を買って、うちに帰ってご飯にした。

彼女と二人きりで食べる夕飯はなんともこそばゆかった。

「帰ってくるの待つの?」
と聞くと
「そうします」という。

じゃ、息子の部屋で寝てても良いよ(私の相手をしなくても大丈夫だよ)と言ってあげた。私もなんだか眠くなってソファでうたた寝をしていたら程なくして息子たちが帰ってきた。



たぶん、息子たちを見送って一人でいたら、
いらぬことを考えて泣いていたかもしれない。あの子達とて、もっと祖母と会えただろうに両親の微妙な関係のせいで会えていなかった。孫にも孫なりにやってあげたかったこともあったんじゃないか、とか。
また、親戚たちが好きなことをいってるんじゃないかとか。
なんか、いろいろ。

彼女のおかげで、きれいな花をゆっくりみて、夕飯もちゃんと食べれて、穏やかに過ごすことができた。

いい一日にすることができた。

そこたらじゅうに、「ありがとう」を言いたくなる一日になった。

お母さんは今ごろ、先に逝ったお兄さんや、お父さんが迎えに来ているのかしら?
今日は朝早くに次男は関空に向かい、長男とチビは葬儀に向かった。

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