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老舗の口からも、ハッシュタグという言葉が出てくる時代になりましたぞよ!

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かぶら寿司の漬け込み体験に行くというと「伊藤さんだったら自分で漬けられるでしょうに!簡単なのに!」と言われることがあります。 たしかに、やれるでしょう。たぶんやれると思います。 ただ、毎年のようにいく四十萬谷さんの漬け込み体験に使われる「鰤」これが絶対素人ではまねができないものなのです。

熟成期間半年から10か月。 これを家庭でやったら間違いなく食べてはいけないとんでもないものに変化してしまうでしょう。 この熟成させた塩漬けのぶりを塩抜きをして、みりんやなんやったかなで味を調えて、そしていい塩梅の薄さに切ったものが準備されています。 そして、かぶらも青くびのかぶらで、四十萬谷さんが提携農家さんに専用に作らせているかぶらで市場には出回らないものです。 麹だってプロが細心の注意をはらって仕上げた麹です。 これらが全部トレイの中に準備されて、まるでままごとのようにまねごとをして、ひとり6枚のかぶら寿司を持って帰り、2㎏の重石をおいて10日待てば塩気と甘さとうまみが融合した高級漬物かぶら寿司が手に入るというものです。 そんなの漬け込みの肝心なことも覚えられないし、意味ないじゃん。と思うかもしれないけれども、この手軽さがたまらなくいいのです。友人たちと、毎年同じうんちくを「おんなじだね」と笑いながら聞いて、塩漬けのかぶらを手にもって、ほどよくなったぶりを挟み、小さな樽に麹と共にならべ、違うことをしていればお店の人が丁寧に直してくれ、たぶん、失敗することはありません。
その安心感と、手軽さでかぶらずしを手に入れたい輩が集まり、毎年予約をいれるのが大変です。 観光客や、地元のかぶら寿司大好き奥様のちょうどいいイベントごとなのです。 「イベント」というのは、必ずどんな人を対象にするのかを決めないといけません。それをやって、その先になにをどうするのかをイメージしないといけません。